薬用植物総合情報データベース

組織培養物及び効率的増殖法_文献

植物名サネブトナツメ
ラテン名Zizyphus jujuba Miller var. spinosa Hu ex H. F. Chou
文献コードZizyphu_ jujuba-Ref-1
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)Gu X. F. and Zhang J. R., Plant Cell Report 23: 775-779 (2005)
要約(和訳)サネブトナツメ選抜系統の成木において、本葉外植体からのダイレクトな不定芽誘導が得られた。 10日齢の本葉がWPM培地に置床され、暗黒下で維持されたとき、本葉外植体のシュート再生率と外植体当たりの平均シュート数が有意に改善された。植物成長調整剤のチジアズロン(TDZ)は、サネブトナツメ本葉外植体からのシュート再生を刺激するのに効果的であった。シュート形成率が最も高かったのは、4.54 μMのTDZと2.85 μMのインドール酢酸(IAA)を添加したWPM培地で、暗闇下20日間培養時に観察された。再生したシュートは、成長のため0.89μMベンジルアデニンと5.77μMジベレリン酸を添加したMS培地に移植した。シュートが約2cmの長さになった時、それらは発根のため、1.14 μMのIAAと2.46μMのインドール酪酸を添加したニッチェ培地に移植した。成木本葉の外植体からの不定芽形成システムは、サネブトナツメの遺伝子工学や倍数化にとって有用である。
目的再生効率の高い効果的なin vitroシステムの確立
材料(品種,系統,産地,由来)中国サネブトナツメ研究所で成育する齢50-55年の選ばれたサネブトナツメ
外植片休眠芽
初期培養節切片70エタノール30秒、続いて0.1%HgCl2で8分浸漬。3-4回滅菌蒸留水で濯ぎ、and inoculated 11.4μM GA3と0.5μM BAを添加したMS培地に垂直に置床
シュート増殖培養されたサネブトナツメ10日齢の本葉からの不定芽形成は、4.54 μM TDZと2.85 μM IAA を添加したWPM培地で得られた。
発根1.14 μM IAA,、2.46 μM IBA、2% sucroseを添加した培地で、約90%のシュートが発根した。
馴化条件発根した幼植物は、オートクレーブしたバーミキュライトと土を1:1に混ぜた土壌を詰めたプラスチックポットに移植した。
鉢上げ・定植30日後、生存植物を圃場に定植した。
栽培条件記載無し
再生植物体の形質記載無し
分析した成分記載無し
成分の抽出法記載無し
分析法記載無し
備考