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組織培養物及び効率的増殖法_文献

植物名トウキ
ラテン名Angelica acutiloba Kitagawa
文献コードAngelica_acutiloba-Ref-1
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)Watanabe A et al., Plant Cell Reports 18: 187–192 (1998)
要約(和訳)腋芽培養により維持されているトウキの遺伝的変異の発生を検討するため,オリジナル植物とRAPDで比較したところ,差異が認められなかった.したがって,組織培養での増殖によるDNA配列や構造の変異はないと考えられる.
目的植物組織から直接シュート形成させる増殖系の確立と遺伝的変異の確認。
材料(品種,系統,産地,由来)つくば薬用植物資源研究センターの圃場で栽培の1年生の株、‘北川’
外植片葉と葉柄を除去し2cmに調整したシュートを70%エタノールで30秒間浸漬後、滅菌水で洗浄し、Tween20を添加した2%アンチホルミンで10分間処理後、滅菌水で3回洗浄。
初期培養1mmの高さの茎頂をMS培地+3%ショ糖+0.2%ゲルライト+0.01mg/L NAA+0.1mg/L kinetinで25℃、16h日長下で8週間培養。
シュート増殖ホルモンフリーのMS固形培地。で25℃、16h日長下で培養。
発根高さ3cmのシュートは、0.5mg/LのIAAを含むMS固形培地に移植し、で25℃、16h日長下で培養。
馴化条件記載なし
鉢上げ・定植記載なし
栽培条件
再生植物体の形質形態的変化は認められない。RAPDでは変異は認められない。
分析した成分
成分の抽出法
分析法
備考