寒さの区分 | I〜II | 日照条件 | II〜IV |
暖かさの区分 | 90未満 | 土壌分類 | I |
土壌適正 | 排水の良い場所に適する.苗床は地表面に皮膜ができない土が良い.有機質に富み,肥料分の少ない土壌に適す る. | ||
遮光 | 苗床は弱い遮光をする. | ||
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植物詳細
植物名 | ゲンチアナ | ||||||
ラテン名 | Gentiana lutea Linne | ||||||
科名 | Gentianaceae | ||||||
和科名 | リンドウ科 | ||||||
一般名 | ゲンチアナ・ルテア | ||||||
一般英名 | Gentian | ||||||
品種等 | |||||||
分類 | 多年生草本 | ||||||
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形態的特徴 | 高さ45〜150cmで全株無毛である.茎は直立し円形で中空,条溝があり分枝しない.根生葉は広卵形で有柄,長さ30cm.茎葉は対生し無柄で卵形,長さ25cm,幅15cmほどで上部に向かって順次小さくなる.花序は3〜10の集散花序からなり,大きな包葉の葉腋につく.小花は輪生状に束生し,蔓は片側が裂けて早期に落ちる.花冠は3〜9に深裂し,黄金色で短い筒部をもつ. 移植した株は根が多数分枝して太く,直播では根が細長く,分枝根が少ない.4,5年生以上の株になると地上部は叢生し,1株から数本の花茎が立つ.また,経年株は根部が地上に浮き上がってくる. | ||||||
生態的特徴 | ヨーロッパのピレネー,アルプス,アペニン,カルパチア山脈より小アジアのタウル ス山系にわたって分布する亜高山性多年生草本. ヨーロッパアルプスでは,標高300〜2,000mの前アルプス平野あるいは針葉樹林帯の石灰土壌,ときには花岡岩土壌に自生している.寒地型植物のため高冷地を好み,生育は緩慢で3年生の開花率0.3%,7年生でも45%に過ぎない.高さの伸長も遅く1年に約10cmで,7年生の平均が106cm程度である.自生地では発芽後10〜20年の間に初めて抽苔,開花し,直径10cmの根茎は25年以上経っているといわれる.新葉は前年に形成され,雪融けとともに萌芽する.茎が伸長しながら順次対生葉を展開し,7月に開花,8月に結実する. | ||||||
生育特性 | |||||||
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写真ライブラリー | 写真ライブラリー | ||||||
文献情報 | |||||||
Kakuda, R. et al., Studies on the constituents of Gentiana species. II. A new triterpenoid, and (S)-(+)- and (R)-(-)-gentiolactones from Gentiana lutea. Chemical & Pharmaceutical Bulletin (2003), 51(7), 885-887. Bricout, J., Identification and determination of the bitter constituents of Gentiana lutea roots. Phytochemistry (1974), 13(12), 2819-23. Atkinson, J. E. et al., Phenolic constituents of Gentiana lutea. Tetrahedron (1969), 25(7), 1507-11. Korte, F., Characteristic plant constituents. IX. Amarogentin, a new bitter principle from Gentianaceae. Chemische Berichte (1955), 88, 704-7. Korte, F., New glycoside plant constituents. II. The constitution of gentiopicrin. Chemische Berichte (1954), 87, 512-26. Korte, F., Glycosidic plant products. VI. Bitter principles of Gentianaceae. Chemische Berichte (1954), 87, 1357-63. | |||||||
生薬名 | ゲンチアナ | ||||||
組織培養物及び効率的増殖法 | |||||||
植物体栽培及び植物の効率的生産法 | 栽培情報 | ||||||
さく葉標本情報 | |||||||
トランスクリプトーム・ゲノミクス情報 | |||||||
稀少植物情報 | |||||||
保有資源情報 |
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