生薬名 | ゲンチアナ |
生薬英名 | Gentian |
生薬ラテン名 | GENTIANAE RADIX |
生薬和名 | |
基原植物 |
Gentiana lutea Linne(ゲンチアナ)
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部位 | 根及び根茎 |
局方収載 | 局 |
食薬区分 | 専ら医薬品(花は非医) |
生薬成分 | 苦味成分(secoiridoid glycosideとしてgentiopicroside,swertiamarin,amarogentin 等, xanthone glycosideとしてgentisin,gentioside 等)
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成分(化合物) |
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性状 | ほぼ円柱形を呈し,長さ10〜50 cm, 径2〜4cmで,外面は暗褐色である.根茎は短く,細かい横じわがあり,その上端には芽及び葉の残基をつけることがある.根は深い縦じわがあり,ややねじれている.折面は黄褐色で,繊維性ではなく,形成層付近は暗褐色を帯びる.本品は特異なにおいがあり,味は初め甘く,後に苦く残留性である.
本品の根の横切片を鏡検するとき,通例,4〜6層の薄膜性のコルク層に内接して数層からなる厚角組織があり,二次皮部の柔組織は不規則に師部を分布する.木部は主として柔細胞からなり,単独または数個集まった道管及び仮道管を分布し,また少数の木部内師管が存在する.皮部及び木部の柔細胞中には油滴及び微細なシュウ酸カルシウムの針晶を含み,でんぶん粒は極めてまれに存在し,その大きさは径10〜20μmである.
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用途 | 苦味健胃,消化不良,食欲不振 |
調製法 | 8〜9月頃収穫し,水洗してから茎葉を外す.調製法は使用目的によって異なり,ヨーロッパでは樽に入れて発酵させたり,長期にわたって自然乾燥している.生根をそのまま短期間に乾燥すると,香りがなく,苦味の強い白色の品物にでき上がる.輸入品と同等の生薬に仕上げる場合は,生根を20℃前後(〜30℃),多湿条件下(温室内, 80%位)で20〜30日間徐々に乾燥させながら発酵を促し,それが終わった頃(芳香と淡い褐色)を見計らい,天日または60℃以下の温風で仕上げ乾燥を行う. |
エキス収率 | |
文献情報 | |
処方 | 粉末を配合剤の原料とする. |
モデル試料 |
遺伝子情報 |
日本薬局方情報 |
定量法
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確認試験法
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確認試験法(TLC)
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乾燥減量
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灰分
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酸不溶性灰分
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エキス含量
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精油含量
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純度試験
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その他
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NMR情報 |
漢方処方情報 |
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生物活性情報 |
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